2021/1/1

委員長あいさつ

アイシンに集う仲間が幸せを実感できる未来をめざして

明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
新しい年を、新たな想いと決意でお迎えのことと思います。
1年以上に渡り、コロナ感染症と闘い続けていますが、なかなか終息の兆しが見えず心身ともに疲労感を覚えていることと思いますが、医療現場の皆さんのご苦労に感謝するとともに、ワクチンの開発に希望を抱き、大切な命を守っていきましょう。

新型コロナウイルスによる感染症の発症は全世界に拡大し、現在も経済や社会活動に未曾有の混乱を招いています。発症以前の経済や社会活動に戻ることはありませんが、国民一人ひとりが新しい生活スタイルに順応していくことで、経済や社会は活気を取り戻していくと思います。
自動車産業では、消費増税と新型コロナウイルス影響で大きく落ちこんだ市場は回復傾向にあるものの、メーカーによる販売や生産状況は各社で異なり、会社業績に大きな差が生じています。トヨタグループでは、中国・北米市場の回復や新車投入効果により、生産や販売は回復基調にあるため、製造現場では収益改善や休日出勤対応など、繁忙期にあると言っても過言ではない状況にあります。
アイシングループでは今年4月、アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュが経営統合し、新生「アイシン」が誕生します。今後も、グループ事業の再編や業務のスクラップ&ビルドなど、本質的な構造改革が推し進められていきます。
激化する企業競争に打ち勝つためには、経営基盤が揺らがない企業構造を構築し、グループ全体で高い収益力を確保していくことが不可欠だと考えています。
どの様な時代であっても“アイシンで働けている喜び”を、アイシンに集う全ての仲間が一体となって育んでいけるよう組合活動を実践していきますので、更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。

「安心・安全な職場環境の実現に向けて」
“安全と健康はすべてに優先する”考えのもと、「安心・安全な職場環境の実現」を運動方針の最重点に定めています。災害件数は減少傾向にはありますが、STOP6災害やルール不遵守による災害は撲滅できていません。
災害を起こさない、起こさせないためには、ルールを守る大切さを敷地内で働くすべての仲間に伝えていくことが重要と考えています。労働組合主体の現場点検活動を展開しながら、災害につながりかねない行動の撲滅や危険感受性の向上が図られるような啓発活動に取り組んでいきます。
また、心身の健康については、各社でハラスメント教育や寄り添い活動を通じて未然防止を行っていますが、長欠者数は高止まりの傾向にあります。今後も、グループ企業間での異動や働き方の多様化が進む中、職場内でのコミュニケーションが希薄となることが危惧されます。これまで以上に、職場の声に耳を傾け、トーク活動などの対話活動を通じながら、風通しの良い職場づくりに取り組んでいきます。

「働きがいを高める処遇・制度の実現に向けて」
アイシングループ全体での働きがい改革や緊急利益対策、新型コロナウイルス感染症対策など、未だかつてない業務に果敢にチャレンジしながら、会社へ貢献していただいています。こうした環境下で職場に目を向けると、過度に人に頼った働き方や数値目標だけが先行し業務の改廃が進んでいない実態も散見されます。
春の取り組みでは、こうした職場実態や課題を労使で共有しながら、真の働きがい改革に繋げられる論議を進めていきます。また、賃金・年間一時金の取り組みは非常に厳しい交渉となることが予測されます。この難局を乗り越えるために、組合員をはじめ職場で働くすべての仲間が、より一層の意欲や活力を持って日々の業務に邁進できる環境を求め論議していきます。
加えて、アイシン5社4支部の組合員が同じ職場で勤務する機会が増加することを踏まえ、国内外諸制度の統一や働き方の多様性に合わせた諸制度の構築に向け論議を加速させていきます。

「住みよい社会づくりに向けて」
組合員の「生活の安⼼・安定の実現」や「将来不安の払拭」のためには、労働環境や労働条件を改善するだけでなく、税制や社会保障など、自助努力では解決できない支出面の改善について、各議会を通して論議してもらう活動も必要不可欠です。
また、自動車産業においては、アフターコロナ社会への適応と、環境問題に配慮した車両普及計画など、産業政策も重要な局面を迎えています。
自動車産業の代表を、国政、県政、市政それぞれの場に送り出し、私たち働く者や職場の声を代弁できる仲間の活躍が不可欠な状況であることも忘れてはなりません。
本年も衆議院選挙や中間地方選挙など、政策制度に関する取り組みへの参画をよろしくお願いいたします。

労働組合として、構造改革などの様々な会社施策が展開される中、職場の第一線の実態や課題を正しく把握し、課題解決に向け労使で話し合うカウンターパート機能を発揮することが従来以上に大切になると考えています。変化の激しい環境だからこそ、組合活動の原点である「職場に軸足を置いた活動」を着実に実践していきます。

最後となりますが、本年も安全と健康に十分ご留意され、組合員とご家族の皆様、アイシンに集う全ての仲間にとって素晴らしい1年となるよう、前を向いて一緒に頑張りましょう。

執行委員長 神谷 孝雄 2021年1月吉日

ホームへ先頭へ前へ戻る